学術フロンティア講義リベラルアーツとしての工学
工学の歴史・現在・未来を俯瞰するオムニバス講義
いまや文系理系に拘らず、現代人に必須の教養としての「リベラルアーツとしての工学」が求められている。本講義では、工学の主要領域にて先端研究に携わる東京大学生産技術研究所に所属する研究者がオムニバス式に講義を担当する。専門領域の過去、現在、未来を踏まえつつ、人間や社会との関係性を考えるうえで焦点をなす研究や事例に着目し、数式を基本的に使わずに講義を実施する。
- 対象:
- 教養学部1,2年生(文理共通)
- 時限:
- 2023年度Aセメスター 火曜3限
- 教室:
- 東京大学駒場Ⅰキャンパス 21KOMCEE East K213
教室は受講者数等により変更の可能性あり
対面で実施。10月3日のみオンライン開催。詳細はITC-LMSを参照のこと - お問合せ:
- →メールを開く
- オリエンテーション
- 10.3
- 戸矢理衣奈准教授「講義概要」・登壇予定教員による講義紹介
小林康夫名誉教授((総合文化研究科)・野城智也名誉教授(生産技術研究所)からのメッセージ
- 人間史としての工学:「歴史」
- 10.10
- 今井公太郎教授「工学の地図は描けるか? ー イノベーションの波が描く工学の全体像」
戸矢理衣奈准教授「大学にみる工学の歴史」
- 人間史としての工学:「各論」
- 10.17
- 今井公太郎教授「文化と工学のインテグレーションとしての建築 ー 超高層と大空間」
- 10.24
- 石井和之教授「新物質・人類・生命・地球の観点から化学を俯瞰する」
- 10.31
- 枝川圭一教授「暮らしを支える材料工学ー物質の機能発現とその利用」
- 11.7
- 吉川暢宏教授「エネルギーインフラを支える材料強度学 ーGX実現の課題ー」
- 11.14
- 志村 努教授「最先端物理の工学応用 – 量子力学が無ければ、スマホも自動車も湯沸かし器も動かない」
- 12.5
- 平本俊郎教授「半導体のお話 ー 最先端物理の身近な応用例」
- 12.12
- 川添善行准教授・本間裕大准教授「デザインと数学から見つめる都市 ー意匠と研究の最前線ー」
- 12.19
- 菅野裕介准教授「情報工学は何をつくってきたのか ー 大規模深層学習以降の工学のあり方について考える」
- 12.26
- 松永行子教授・池内与志穂准教授「からだの外でイカす細胞組織体:生命工学の未来」
- 1.9
- 芳村 圭教授「データ同化によってつなげる江戸時代の日記と同位体と気候変動」
- 1.16
- 総合ディスカッション
- 1.30
- 予備日